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概要

PRODUCTS CATALOG Vol.6

ガラスQ uestion&A nswerQ1Aガラスという言葉の由来は?ガラスの呼び名に瑠璃(るり)やビードロ、ギヤマンといった言葉があります。瑠璃は最も古い呼び名で、インドから中国をへて伝えられた言葉です。ビードロはポルトガル語の「Vidro」に、ギヤマンはオランダ語の「Diamant」に由来しています。また、現在一般的に呼ばれているガラスはオランダから伝わった「Glas」に由来しています。Q3Aガラスはなぜ透明なの?結晶構造を持った物質は通常結晶が寄り集まって構成されているので、その結晶の境目があります。そして、その結晶粒子は可視光線の波長より小さいため光を通すことができなく散乱してしまいます。一方、結晶構造を持たないガラスでは結晶による境目がありません。しかも構成している分子の大きさも光の波長に比べればかなり小さく、光はその間を通り抜け散乱がおきません。従って、ガラスは透明に見えるのです。Q2Aガラスはどういった物質なの?普通、物質を溶融して液体状態にした後、冷却していくとある一定の温度で固化し結晶構造を持った固体になりますが、ある物質は結晶構造を持たないまま冷却と供に粘性が増大していって固まってしまいます。こういった固まりかたをする物質をガラスと呼び、そういった状態をガラス状態にあるといいます。従って、ガラスは固体であるというより、むしろ液体であると言われる所似です。Q4Aガラスは何から作られるの?ガラスはシリカを主成分とするケイ砂が主原料です。しかし、ケイ砂だけでは溶融温度がかなり高く(2,000℃以上)なるので、通常は溶融温度を下げる役目を果たすソーダやカリ成分を含んだソーダ灰や炭酸カリが加えられます。また、耐熱性や化学耐性の向上を目的にホウ酸成分を含んだホウ砂が加えられます。その他、いろんな目的のためにそれぞれの役目を果たす成分を含んだ原料が加えられて溶融製造されます。010