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概要

PRODUCTS CATALOG Vol.6

Fundamental knowledge3-2ビュレットの種類ビュレットには、活栓部と先管が本体と一体となったもの(ガイスラー型)と、先管と本体とをゴム管でつなぐもの(モール型)とがあります。モール型は、ゴム管部をピンチコックで開閉して流出を調整します。しかし開閉の際、ゴム管の体積が一定しないこと、この部分に気泡がたまっていることがあります。試薬の性質上、モール型を選んで使用するときなどには注意して下さい。3-3ビュレットの使用方法1-5で、出用のものの排出時間と残着量との関係について述べました。ビュレットではこの残着量が後から降下してくることです。検定の際には、この降下量を待たないで水際が読み取られていました。したがって、たとえば50mlのビュレットを0~50mlまで続けて流出させたときの排出量と、0~10、10~20、……40~50mlのように分割して排出したときとでは、排出される量が同じになりません。残着量の変化のことを考えればやむを得ないことです。使用にあたっては、めんどうでも常に0点から始めて下さい。0~5、0~10、0~15、……0~50mlのように流出させ、水際を目盛に合わせるようにして行なってください。4その他4-1その他のガラス体積計ガラス体積計では、全量ピペット、メスフラスコ、ビュレットが主要なものとなります。このほか、0.05または0.1mlの細部割目盛をもった、全量が1、2、5、10、20、25mlのメスピペット、全量が5~5,000mlほどのメスシリンダーがあります。メスピペットには、全量ピペットのように用いられる先端メスピペット(先端に液を残さないですべて排出するもの)と、ビュレットのように用いられる通常の形のものがあります。しかし、これらはその使い方からもわかるように、測定の精度は全量ピペットやビュレットに比べ、少し粗くなります。4-2ガラス体積計のJISの公差参考のためにJISの許容誤差を表1~5に掲げました。表1メスフラスコ表2全量ピペット表3ビュレット表4メスシリンダー表5メスピペット全量JISAクラスBクラス全量JISAクラスBクラス全量JISAクラスBクラス全量JISAクラスBクラス全量JISAクラスBクラス±ml±ml±ml±ml±ml±ml±ml±ml±ml±ml5ml±0.025±0.050.5ml以下±0.005±0.011ml±0.01±0.025ml±0.1±0.20.1~0.5ml±0.00510ml±0.025±0.052ml以下±0.01±0.022ml±0.01±0.0210ml±0.2±0.41ml±0.01±0.01520ml±0.04±0.085ml以下±0.015±0.035ml±0.01±0.0220ml±0.2±0.42ml±0.015±0.0225ml±0.04±0.0810ml以下±0.02±0.0410ml±0.02±0.0525ml±0.25±0.53ml±0.03±0.0550ml±0.06±0.1220ml以下±0.03±0.0625ml±0.03±0.0550ml±0.5±1.05ml±0.03±0.05100ml±0.1±0.225ml以下±0.03±0.0650ml±0.05±0.1100ml±0.5±1.010ml±0.05±0.1200ml±0.15±0.350ml以下±0.05±0.1100ml±0.1±0.2200ml±1.0±2.020ml±0.1±0.2250ml±0.15±0.3100ml以下±0.08±0.15250ml±1.5±3.025ml±0.1±0.2300ml±0.25±0.5200ml以下±0.1±0.2300ml±1.5±3.050ml±0.2±0.4500ml±0.25±0.5500ml±2.5±5.01000ml±0.4±0.81000ml±5.0±10.02000ml±0.6±1.22000ml±10.0±20.03000ml±2.0-5000ml±2.0-027