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概要

PRODUCTS CATALOG Vol.6

製品特徴・使用注意事項024使用素材「化学分析用ガラス器具」(JIS R 3503)では、ガラス器具の等級として三種類があります。1ほうけい酸ガラス-1記号:JR-12ほうけい酸ガラス-2記号:JR-23ソーダ石灰ガラス記号:JR-3また、各品質項目として線膨張係数・アルカリ溶出量が規定されており下記表の通りです。等級線膨張係数アルカリ溶出量ほうけい酸ガラス-135×10 - ?/K以下0.10ml/g以下31μg/g以下ほうけい酸ガラス-255×10 - ?/K以下0.20ml/g以下62μg/g以下ソーダ石灰ガラス95×10 - ?/K以下2.00ml/g以下620μg/g以下理化学医療用ガラスの条件[1]耐熱性[2]耐薬品性■急熱・急冷の使用で破損しにくいこと■熱膨張が小さいこと1耐水性であることガラスはあらゆる材料の中で、耐水性に最も優れているが、極微量のアルカリ分が溶出する。石英ガラスはアルカリを含まない。一般にケイ酸の多いガラス程、耐水性に優れている。JIS、日本薬局法等に定められた「アルカリ溶出試験」(粉末、表面法)に2フレーク現象魔法瓶、ガラス容器等の中に入れた水、水溶液等のガラス中のアルカリが溶出し、さらにガラス表面のシリカの微細な膜が剥がれ出る現象をいう。オートクレーブ等による加圧水蒸気減菌処3熱加熱と耐水性の関係理化学医療用ガラス(ほうけい酸ガラス)は加熱(徐冷も含む)を繰り返すたびにアルカリ溶出量が多くなる。(転移温度付近の加熱延時間)よって水に対する溶解量を測定し、ガラスの耐水性の評価をする。耐薬品性もこれと同様な試験を行う。最近では医薬品・半導体関連のガラス製品は極微量が問題になる。理をするガラス製品(医療・バイオ用)によく出る。ほうけい酸ガラス製品はアルカリ水溶液を入れた場合に出ることがある。この場合、上記のフレーク現象も出やすくなる。弊社が使用しているガラス管はこの中でも、耐熱性・耐薬品性にもっとも優れたほうけい酸ガラス-1(又は-2)を使用しています。各品種毎の使用素材について[1]ほうけい酸ガラス-1使用製品メスシリンダー・有栓メスシリンダー・メスフラスコ(白・茶)・短型メスフラスコ(白・茶)メスピペット(全種)・ホールピペット(全種)・活栓付ビュレット(白・青筋)・乳脂計(ゲルベル・バブコック)・平面式自動ビュレット(白・青筋)・ガラス加工品全般(抽出器・分液ロート等)[2]ほうけい酸ガラス-2使用製品活栓付ビュレット(茶)主要品目のみ上記に記載致しましたが、その他各品種毎に使用材質を記載致しておりますので御参照ください。006