オーステナイト系ステンレス鋼材の酸洗処理用に開発した、塗布用（刷毛塗り）酸洗剤です。塗料のように伸展性がよく、刷毛塗りに適した粘度を持つゲル状酸洗剤です。浸漬槽が不要なので、大型・重量物・アンカー等で固定され移動が難しいなど、浸漬不可能なステンレス構造物に対して有効です。また、塗布した部分だけに作用するので、部分的な酸洗処理も可能です。硝酸をベースとして、フッ化水素酸などを配合した薬剤です。

吹付用酸洗剤です。刷毛塗りが困難な部分（高所で作業が危険な場所、形状が複雑で塗布が難しい場所）や酸洗処理が広範囲に及ぶ場合に効果的で、吹付け作業もスピーディーに行えます。硝酸をベースとして、フッ化水素酸などを配合した薬剤です。

浸漬用酸洗剤です。浸漬槽に漬けるだけで均一に処理でき、小さなものや複雑な形状を持つ構造物に適しています。また、耐酸ポンプで酸洗液を循環させれば管のフラッシングも可能です。水で薄めたり、液温を調整することで、仕上がり具合や処理時間を容易にコントロールできます。硝酸をベースとして、フッ化水素酸などを配合した薬剤です。

鉄鋼材表面に発生した黒皮（ミルスケール；黒錆び）や一般的な錆、水道管や熱交換器に発生したスケール（金属析出物）を洗浄除去する酸洗剤です。カルシウムやマグネシウムなどの金属類やシリカ系のスケールを除去できます。また、鉄腐食防止剤を配合しているので母材を傷めず処理が可能です。塩酸をベースとして、フッ化水素酸などを配合した薬剤で、使用方法に応じて粘度調整を行った、塗布タイプと吹付タイプと浸漬タイプの3種類があります。

酸処理加工したステンレス鋼材に機械加工を施したり、バフ研磨加工を行ったものに対して、不動態化処理する酸洗剤です。硝酸をベースとした薬剤で、使用方法に応じて粘度調整を行った、塗布タイプと吹付タイプの2種類があります。

鉄鋼材表面に発生した黒皮（ミルスケール；黒錆び）や一般的な錆を洗浄除去する酸洗剤です。鉄腐食防止剤を配合しているので母材を傷めず処理が可能です。塩酸をベースとした薬剤で、使用方法に応じて粘度調整を行った、塗布タイプと吹付タイプの2種類があります。

引抜鋼管製造時に使用する摩擦低減剤です。金属腐食抑制剤を配合しているので、母材を傷めずに処理できます。有機酸、アミン類を配合した薬剤です。

酸洗処理の前工程として、金属表面に付着した油分の除去に最適な強力脱脂洗浄剤です。メタケイ酸ナトリウムを主成分とした強アルカリタイプで、液の濃度や温度を調整することで、様々な油分汚れを除去します。フレークタイプで若干溶けにくく仕上げておりますので、クレンザーのように水と一緒に溶かしながら表面をこすり洗いすることができます。また、完全に水に溶かして浸漬液としても使用できます。

酸洗剤の処理残液および廃液を中和処理するものです。水酸化カルシウムをベースとしたスラリー上の薬液ですので、酸洗処理後の処理液や廃液に適量混合することで、液性を中性から弱アルカリ性にすることができます。また、中和処理と同時に液中のフッ素分を非水溶性のカルシウム塩とすることで沈殿除去が可能となりますので、廃水の環境基準で重要なフッ素分の低下に寄与します。