【これであなたもガラス博士 第5回】

【これであなたもガラス博士 第5回】

ビュレットについて(2)


こんにちは。ガラス博士 目筋郎です。

ちょいと、更新が遅れてしまい申し訳ありません。
ビュレットについて、お話するのは第2回目です。

今回は、ビュレットの液の充填方法について解説いたします。

まずは一般的な活栓ビュレットから。

CL2085.png

活栓ビュレットは、ガラス管の内径がΦ6.6mm~10.6mm しかありませんので、
直接ビーカーなどで注ぐことは難しいです。
一般的には、ロートをビュレットに取り付け注ぎます。
CL0354.png
↑こちら。弊社でも販売してますよ。

製品URL
https://shop.climbing-web.com/products/list?category_id=435


「わざわざロートを持ってくるのは面倒!」というお客様には、
ロート口加工を追加で行うこともできますので、是非御相談ください!

ロート付MF50ml.JPG
↑メスフラスコを加工するとこんなイメージです。
 (画像内の文字は、ワタクシ目筋郎の直筆です(笑))


更に特注品で、側管を取り付けることがあります。
これは上部にタンクを設置し、コックを開いて充填します。
自然の原理に従ったやり方です。
20220208122155271_0001.jpg
↑目筋郎、絵ごころなくてスイマセン。m(_)m

この原理に近いのが、ミクロビュレットの充填方法となります。
コックを開いて充填を行います。
ここで注意して欲しいのが、上部の蓋に空気穴がありますので、
空気穴を開かないと、液は充填されません。
充填終わったら、閉じてくださいね。
2020CLM_025.png


高価ですが、自動ビュレットが一番使いやすくお勧めです。
①二連休のゴムスプレーをプッシュすることで、液が充填されます。
②液が充填されると自動で液切をしますので、ゼロ点調整が不要です。
平面式自動ビュレット_DSC6056.png

自動ビュレットをお使いのお客様に一つだけ注意点があります。
必ず使い終わった後には、目盛管内の試薬は抜いてください。
そのまま放置すると液漏れの原因となったり、コックの固着に繋がります。


【今日のまとめ】
いれっぱなし、やりっぱなしは、ダメです。
お片付けまでが仕事です。ビュレットは優しく扱ってね。

【目筋郎の一言】
ビュレットは、それぞれの特徴を知って選んで下さいね。
わからなければ、弊社までご相談を。TEL:0944-63-4840
 
理化学分析用硝子器具 【更新日:2022/02/08】
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